ユーミンのアルバム「COBALT HOUR」。
この中から1曲を選ぼうと思ったのに、選びきらなかった。。
だってどの曲も好きなんだもの。
出逢ったのは私が大学生になったばかりの10代後半の頃。
ほんとうによく聴いた。
特に、片想いだったときや、失恋したときにはお世話になった。笑
ユーミンの曲は、女心をとても繊細に、かつ大胆に描き出してくれているから。
素直で可愛い気持ちばかりじゃなく、嫉妬や後悔のようなちょっとドロッとした気持ちまでも、
暗くならず、明るくカラッと唄ってくれるから。
自分の気持ちと重なる部分も多くて、聴くと「わかる、わかる!」と元気をもらえた。
大学時代、よく聴いていたのは、「PEARL PIERCE」から「DA.DI.DA」までのアルバム。
どれも大好きだった。
今聴いても、青春時代を思い出して、甘酸っぱい気持ちになる。
最近のお気に入りは、それよりもっと以前の、荒井由実時代のアルバム。
懐かしいのに、古くない。
サウンドが新鮮で、歌詞の気持ちにやっぱりすごく共感できる。
写真は、アルバム「COBALT HOUR」のイメージで。
海だったり、旅だったり、花だったり。 そんな感じかなぁ。
桜はもう、葉桜になりかけてますが。
アルバムの中で特に好きな曲は、昔から「ルージュの伝言」と「少しだけ片想い」なんだけど。
最近特に好きだなぁと思うのは、「何もきかないで」。
ちょっと歌詞が、不倫っぽい感じもありつつ、でもなんか沁みるなぁ、って。
前奏の口笛から、間奏のスライドギターまで、音もすごくムーディーで好きなのよね。
あなたはあなたの 私は私の淋しさ
心の隙間を埋め合えれば それでいいのよ
もっともっとはやく めぐり会えたなら
悲しい秘密は なかったはずなのに
「何もきかないで」 荒井由実
そしてやっぱり、今でもホントに大好きなのは「ルージュの伝言」。
ダンナの浮気に怒った妻が、家を出てダンナのママに言いつけに行くという歌。笑
好きだなぁ。
すごく可愛いと思う。
ダンナのママに叱ってもらおうだなんて。
私にはそんな発想はなかったなぁ。
私がダンナに腹を立てたときは、実家には意地でも帰れなくて、ダンナのお母さんという発想もなくて、
深夜の一人ドライブで泣いてたもん。笑
そういうとき、お嫁さんに会いに来てもらえるお義母さん(姑さん)っていいなぁ、って思う。
私、そういうお義母さん(姑さん)になりたいなぁ。
・・・って思ってよく考えたら、うちには女の子しかいないから、姑さんにはなれないんだった。笑
うーん、残念。。
あとそれから、最近面白いなぁと思うのは、「CHINESE SOUP」。
さやえんどうのさやを自分の心に例えて、豆を別れたおとこたちに例えてるの。
煮込んでしまえば形もなくなる、って。 もう、最高じゃないですか。
そういうちょっぴり意地悪だったり、潔かったりするところに、元気もらえるんだなぁ。
椅子に座って爪を立て さやえんどうのすじをむく
さやがわたしの心なら 豆はわかれたおとこたち
みんなこぼれて鍋の底 煮込んでしまえば形もなくなる
もうすぐ出来上がり
「CHINESE SOUP」 荒井由実
いつもじゃないんだけど、時々不意に聴きたくなるのが、ユーミンの曲なんだ〜。
たぶんね、ちょっと淋しかったり、ちょっと女々しくなったり(笑)してるときに、聴きたくなってると思う。
恋してたり夢みてたり、そういう気持ちを持ってる限り、ユーミンの曲はいつもそばにある気がする。
これからもきっとそうかな。