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7月に買ったアルバム「新しい青の時代」がすごく気に入って、いつかライブに行ってみたいなーって思ってた。
そのチャンスは、意外と早く訪れました。
9月29日、福岡のカフェに山田稔明さんが来られるというので、さっそく予約。
はじめましてのアーティストさんのライブは、やっぱりいつもドキドキします。
そしたら、前日にさらにドキドキするような発表が。
なんと、急遽ゲストに杉真理さんを招くことになったのだと。
杉真理さんですって!!!?
一瞬目を疑いました。笑
杉さんといえば、大学時代大好きだったアーティストさん。
大滝詠一さん、佐野元春さんも好きだったけど、なんといっても声が大好きなのは杉さんだったから。
当時のアルバムは、今でも時々取り出して聴くくらいお気に入りです。
その、杉さんが来られるなんて!!!
うわーーー!!!
山田さんのことも最近知ったばかりだから、杉さんとの繋がりも知らなかったのです。
山田さんのバンドGOMES THE HITMANのアルバムのプロデュースなどもされてたとは!
ほんとにびっくりです。
まさか、杉さんの生の歌声まで、初めて聴けることになるなんて。
今までにないくらい緊張しながら、会場まで向かいました。
天神の中心部から、20分ぐらい歩いた所に、cafe Tecoはありました。
入口に山田さん直筆の絵が。
この猫の絵、味があるなーって前から思ってた。
階段を上がると、こんな木のドアが。
なんかいい感じです。
しばらく腰かけて待って、開場時間になって友達と一緒に入場。
カフェの中も、木のぬくもりある素敵な空間でした。
少し涼しく感じたので、ドリンクは温かいお茶をいただいて、席に着きました。
向かって右側が山田さんの椅子で、ネコちゃんが座ってる方が杉さんが座られる椅子です。このネコちゃん、ブルーくんっていうんだって。
でもまさか、この子が動くなんて! このときは思いもしなかったなぁ。笑
開演まで少し時間があったし、ちょうど小腹もすいてたので、cafe Teco特製おにぎりをいただきました。
これがまたすごくおいしかった!
カフェのこういう温かい心遣い、とってもうれしいですよね。
山田さんが「こんばんはーー。」と言いながら登場されて、ライブは始まりました。
第一印象は、なんとなく愛嬌ある感じの方だなぁと。
前半は、山田さん一人の弾き語り。
歌声もギターの音も、とてもあたたかく響いてステキでした。
山田さんが、曲について、この曲は英語の教科書が・・・とか、東北に行ったとき・・・など、いろいろ語ってくださるのが、とてもよかったです。
初めてライブを観た私には、「へぇー!」って思うようなことばかりだったし、山田さんってこういう人なんだな、っていうのがなんとなく伝わってきて、嬉しかったなぁ。
新しいアルバムについては、もうこれ以上のものは作れないんじゃないか、ってぐらいいいのが出来たと話されてて。
でもやっぱりライブを味わってほしいと。
amazonにレビューを書いて満足してる人の話(笑)など挟みつつ、ライブに来てくれた人には、特別を用意したいから、アルバムに入ってない新曲を唄うようにしてる、って。
こんなこと言われると嬉しいですよねー。
聴きに来てよかったー!って、なんか特別扱いされた喜びに浸っちゃいます。笑
新曲のあと、ネコのブルーくんの登場でした。
なんとなく、服の上下がチグハグだなぁ、という感じはしてたんですが、、。
旅の途中で、お酒がこぼれてブルーくんがぐっしょりお酒に浸ってた話、かなり面白かったです。
今着せてるストライプのTシャツは、急遽どこかのお店で人形用のもの(?)を買ってきたのだとか。
ブルーくんだから、ブルーのTシャツでちょうどいい、って言われてました。笑
このブルーくんが、音に反応して動くぬいぐるみだなんて知らなかったから!
ほんとにもう、びっくりしたし、可笑しくて可笑しくて。
電池があんまりないのか、動きがイマイチでヒクヒク動いてる感じが、また可笑しかったんですよねー。
なんかもう笑いが止まらなくて、「やまびこの詩」のときは、ずっと笑ってました。
山田さん、猫が相当好きなようで、自分が飼ってる猫がどんなに可愛いかって自慢もされてたんだけど(笑)、猫好きによる猫好きのためのCDにも参加されてるらしく、その中の曲を唄われてました。
このCD、ちょっと興味あります。
私は猫は飼ってないけど、なぜか猫好きなアーティストさんとは縁がありますしね。笑
そしてこの後、杉真理さんの登場でした。
なんと杉さんは、たまたま法事で福岡に帰ってこられてたとか。笑
福岡行きの飛行機に乗ろうとする杉さんを、山田さんのスタッフの方がたまたま見かけて山田さんに連絡、メールで話をしてライブ参加が決まったそうで。
なんかほんとに偶然だったみたい。
すごいなーー。
そんなときに、ちょうどライブ観に来てたなんて。(それも、初!)
私ってめっちゃラッキーじゃないですか?
この日来てたお客さん、みんなラッキーですよね。普段は観れないようなセッションが観れて。
杉さんと山田さんのセッション、素晴らしかったー。
杉さんの歌声は昔のままで、胸がキュンとなるような素敵な歌声で、それが山田さんの声と重なると魔法のようで、うっとりしながら聴いてました。
The Everly Brothersのカバーで「夢を見るだけ」っていう曲が、すごくステキだったなぁ。
ずっと二人でハモってる曲。
ほんとにきれいなハーモニーで、夢の中にいるみたいでした。
YouTubeの映像を載せるので、よかったらあとで聴いてみてくださいね。
その後、杉さんのソロで1曲、山田さんの曲で「午後の窓から」をセッションでした。
どれもこれも素晴らしかったです。
杉さんは59歳で、来年は還暦を迎えられるのだとか。
全然そんな風には見えないんですよね。すごく若々しくて。
杉さん、大人にはなれないねーって話されてて。
歳のとり方には二通りあって、一つは「老いる」でもう一つは「若さを重ねる」。
同じ歳をとるのなら、後者の方でありたい。
そんな話に、めっちゃ共感してしまって、うんうんうん!って。笑
私も若さを重ねていきたい。ほんとに心からそう思いました。
「月明かりのナイトスイミング」は、山田さんが杉さんに褒めてもらった曲だそうで。
メジャーコードをマイナーに替えるだけで、こう違うみたいな専門的な話もされてて、そういうのも昔杉さんに教えてもらったのだとか。
山田さんの話の中で印象に残ってるのは、誰が聴いても楽しいだとか、誰が聴いても哀しいっていうような曲は、唄いたくないと。
聴く人によって、いろんな感情が生まれてくるようなものを唄いたいのだと。
だから自分の曲は、爆発的なヒットはしないんだろうな、って話をされてて、それを聞いて私は、ああ、だから私はこの人の歌を好きだと思うんだろうな、って思いました。
きっと、私の好きなアーティストさんは、みんな同じだろうな、って。
「日向の猫」は、みんなでラララ・・を大合唱したのが気持ちよかったなー。
山田さんが、別のメロディーや言葉を載せてくれるのが気持ちよくて、一生懸命唄ってしまった。笑
そして、「あさってくらいの未来」はやっぱりよかったなぁ。
まだ山田さんの曲で知ってる曲は少ないけど、その中で一番心に響いた曲。
なんか胸にジーンと沁み込んできて、泣きそうになるの。
この曲をアルバムの最後に入れるかどうかで、意見が分かれて、ずいぶん考えられたようだけど、私にとっては入っててくれてよかったなぁ。
ほんとに何度も聴いてしまう曲だから。
アンコールは、「ハミングバード」と、まだ名前もない新曲。
最後にまた新曲を唄ってもらえるのが、嬉しいですよね。
ほんとにあたたかくて楽しい時間で、また山田さんのライブに行けたら行きたい!って気持ちになりました。
他のCDも聴いてみたいし、ポストカードも欲しいし、、といろいろ気になったけど、山田さんの話にあってちょっと読んでみたいなーと思ったMONOLOGを1冊買って帰りました。
山田さんと杉さんにサインしていただいた上に、一緒に写真にも快く応じてくださって、感激でした。
私にとって、忘れられない素敵な夜になりました。
山田さん、杉さん、ほんとにありがとうございました。
山田さんと杉さんのセッションの様子です。よかったらぜひ。